2月の温かい雨の降る日曜日に久礼の西岡酒造さんにお伺いしてきました。JRの各駅停車で伊野駅から40分弱で到着です。
駅を降りてまず迎えてくれたのは、中止になりましたが四国酒祭りのポスター、残念。
久礼駅より歩いて5分程で築240年の趣のある店構えの酒蔵がお出迎えです。単一の酒蔵では高知で一番歴史のある蔵がここ西岡酒造さんになるんです。
奥に入ってゆき、まず神棚に礼。天井や壁を見ると立派な梁や柱。竹を割って敷いたり編んだりした天井裏・横壁が重厚にお出迎え。蔵の中は屋根が高く幅も広々としていてゆったりとした空間を創り出しています。他の酒蔵さんにはこの空間はなかなかありませんね。
大介氏は蔵の中をフォークリフトが走れる古い蔵は、なかなかないですよとの事、空間が合理性も生み出しているようです。 ここで久礼・純平・雪柳など500石が生み出されています。
では、試飲をさせていただきます。
久礼の味は純平に比べると熟成感が強めに出ているようです。そのおかげで旨味を強く感じる事ができる、油カツオや旨味の強い料理に合う。春カツオには辛口でキレあり酸ありの純平をオススメ。 仕込み水が柔らかくほのかに甘みを感じたので、これまでの芳醇・旨口の追求を極めて頂きたい。
西土佐のヒノヒカリ使用、純米吟醸四万十中流域山間米の酸味の味は少し変わった味わいがあり気になりました。太陽の日差しを十分に浴びた米なのだろう、稲木にかけた米の香りを感じさせる酒である。
3月、大国屋酒店では西岡酒造の商品を一押しに販売してゆきます。是非、中山間の味見をして下さい。
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