お酒の楽しみ方

四季折々に楽しむお酒

季節に合わせて、楽しむお酒もさまざま。
その呼び名をご紹介します。

燗で楽しむ

「“ひや(常温)”で楽しむ」と決めているお気に入りの日本酒も、 少しお燗をすることで、ふわりと香りが開き、 思いがけない美味しさに出会うことがあります。

○おいしい燗のつけ方
❖鍋にたっぷりの水を入れて火にかけ、60℃に達したら火をとめます。
❖徳利(一合)を静かに沈め、ぬる燗なら約3分、上燗なら約5分を目安に取り出します。
※冬は、さらに、10℃上げるとおいしくなります。

○燗の呼び名
日向燗:30℃、人肌燗:35℃、ぬる燗:40℃、上燗:45℃、熱燗:50℃、飛び切り燗:55℃

料理と楽しむ、季節の旬を楽しむ

日本酒は、造りや熟成度、火入れの有無などによって、味が異なります。
それぞれの特長に合わせて、料理や季節でお楽しみください。

料理と楽しむ

日本酒の種類 風味の特長 おススメの料理
吟醸酒 香りが高く、キレがある味わい 淡白な素材をあっさり味付けした料理
(白身魚の刺身やカルパッチョ、おひたしなど)
食前酒や食後酒にもグッド!
純米酒 米のふくよかな香りと
コクのある味わい
しっかりと味付けしたご飯のおかずのような料理
(魚の煮付け、煮物、肉料理など)
本醸造酒 淡麗辛口、
スッキリとした味わい
シンプルで軽い料理
(冷やっこ、塩辛、酒蒸し、かまぼこ、漬物など)
生酒 口当たりやのど越しがよく、若々しい味わい シンプルな味付けの料理
(カニ料理、魚介のムニエル、甘エビ、鶏肉のソテーなど)

季節の旬を楽しむ

季節 おススメの日本酒 おススメの料理土佐の旬の食材・料理など
吟醸酒など香りの高い酒 春野菜や山菜の天ぷらなど
生酒など淡麗辛口の酒 夏野菜のおひたし、白和え、冷やっこなど
濃醇な味わいの純米酒 しいたけのステーキ、さんまの塩焼き、芋煮など
純米酒本醸造 鍋料理、おでん、もつ煮込みなど

酒に飲まれないコツ

❖牛乳を飲む
アルコールは胃や小腸の粘膜から吸収されます。酒を呑む1時間ほど前に牛乳を飲むと粘膜に膜が張られ、アルコールの急激な吸収を妨げてくれます。

❖料理を食べながら飲む
食事に含まれる油分が、牛乳と同様に粘膜からのアルコールの吸収を妨ぎます。

❖追い水を飲む
血中アルコールを薄めるために、酒と同量以上の水を飲むことが大切です。

❖楽しく飲む
同席する人たちと話をしながら、和気藹々と楽しく飲みましょう。