仁淀川流域豊物蔵 司牡丹酒造 素材編
佐川町 SOELさん のご紹介。
S・・・さかわ・しぶとい
O・・・オーガニック
E・・・エコロジー
L・・・ラボラトリー
頭文字をとってできたグループで、有機農業を目指す若者を1~2年間の期限で研修してもらい、自立支援する組織。現在までに15人の農業者が巣立っています。
今回は、佐川・坂本農園、日向南瓜・金時芋・りゅうきゅう・里芋
越知・あまがえる農園、里芋・ピーマン赤・ピーマン緑
佐川・TAMファーム合同会社、にら・ほうれん草・小松菜・生姜・大根
の素材を提供ありがとうございました。
SOEL代表田村雄一さんに今回の豊物蔵の主旨を説明し、農業に対しての考え方、素材育成のこだわりを聞いてきました。自分なりに要旨をまとめて言葉で流れを作ってみました。
より自然に溶け込んだ、生態系を大切にする農業を実践してゆく。
↓
自然と共に生きてゆく。
↓
持続可能農業→多様性とバランスと調和。
↓
地形を見る。
↓
自然に近い場を作る。
↓
整えた後は、場が安定し自らの力で発達してゆく。
この考えでできた商品がTAMファームのニラです。県内第一号の土壌医である田村さんのニラは土からこだわっていて、乳牛の堆肥をおがくず・もみがらと混ぜて発酵させて土を造ります。できた土は発酵により温度が上がり、きのこが生えてきます。ここまでくれば良い土の完成です。温度が高くなると不要な菌が生きづらくなる。この土で育ったニラは匂いがなく、歯ごたえのある繊維の柔らかい歯に挟まらないニラになります。プラス安全・安心で硝酸の数値が市場に出回っているニラの100分の1とゆう数字を表示しています。
ここまでのこだわりの元は、どこから来ているかと言うと田村さんの前職にあります。西日本科学技術研究所。ビオトープの考え方を土木工事に取り入れ、自然環境をより自然に近い状態に戻してゆき、強度も増す。この考え方が根ざしているようです。
行き着く所、空間を管理するでしょうか。
みなさん一度、TAMファーム・坂本農園・あまがえる農園の食材を手に取って、試してみて下さい。自然の力強さを感じていただけると思います。
田村雄一は書籍も出しています。これを読めば考え方、現在の農業の情報が分かります。県内の書店の目立つところで販売していますので、手に取ってください。
臼井浩二さんの書籍とダブルで並んでいますので両方読んでください。