仁淀川流域豊物蔵 司牡丹酒造 素材編 越知町 松田精肉店さん.
今回の豊物蔵では食材を3つ指定させてもらいました。3つ目が今回の松田精肉店さんです。
店舗は越知町甲1737-6で街の中心を走る国道沿いにあり、地元に密着している店舗。ここの特徴は牛を肥育して自分の精肉店で販売する強力な魅力を持つ店舗。
お爺さんの代から営業しており、現在は若き社長・36才の松田卓士氏が経営をされています。社長は理念をしっかり持っていて、ネットや県外発送は行わず、越知に買いに来てもらうを徹底。地元に根ざした販売で、地元の人に美味しいと言ってもらい、地元民の胃袋を満たす事を主眼に置いているんです。 若いのにスゴイ!
生産に置いてのこだわりもハンパじゃない。自前で肥育できるのは120頭が限界なので、この頭数をいかに安全で美味しくお客さんに食べて、満足してもらうかに日々腐心し、お父さんと力を合わせて経営されています。
120頭の比率は褐毛和種・50頭。性格―おだやか・肉質―旨味が強い
黒毛和種・70頭。性格―攻撃的・肉質―たんぱく
こだわりを列挙。
1.メス牛を肥育。・・・肉が柔らかい・免疫力が強く健康な肉ができる。
2.肥育期間を伸ばしている。・・・旨味が増す。
3.自家配合飼料で育てている。・・・県下ではここだけ。
(とうもろこし・大麦・地わら・地麦わら・牧草・ふすま・チモシーなど)
肉にオレインサンが多くなり油の融点が低くなる。
4.抗生物質を使わない。・・・安心して食べてもらう。
5.床に10cmの厚さでオガクズを敷く。10日間をめどに入れ替える。・・・ハエ対策
衛生的で極端にハエが少ない。オガクズは堆肥としてJAに引き取られます。
このようにまだありますが、ここでは安心・安全・安く・美味しいを追求されています。
目標もしっかりと持っておられ、黒毛和種のメス牛の比率を増やしてゆき、高コスト・低効率(メスはオスに比べ肉付きがわるい)ながらも肉質と味で勝負。
来る自由化でも生き残れる地域の肉屋を目指します。
年末でお肉を食べる機会が多くなると思いますが、一度、松田精肉店のお肉をお試し下さい。きっと満足されるでしょう。
個体差があるので味には誤差があります。しかし、A4~5ランクの味は常時、お約束します。
それと
お父さんは若い時に高知市の門田精肉店で働いておられました。ここのコロッケ・唐揚げも名物で美味しいので、ご来店の折には食べて見られては。
午前中には売り切れますのでご注意を。
勿論、鳥・豚肉も扱っています。